元道民音ゲーマーの備忘録

Go For The Topの加速後のノーツを毎回忘れる元道民が色々な事を覚えておくためのメモ

【GFDM】ギタコン開けてみた - 構造確認とちょっとだけ静音化

コントローラー大好き、Yuk1#Sです。

タイトルに書いてあるので分かりやすいですが、ギタコン買ってました。

 

商品詳細ページ | コナミスタイル|KONAMIの公式通販サイト | GITADORA専用ギターコントローラ プレミアムモデル

https://www.konamistyle.jp/products/detail.php?product_id=109611

 

 このコントローラーの評判がまぁ悪いこと。

コナミのコントローラー買ったらまず分解でしょ、ということでT10のトルクスドライバーを購入して早速開けてみました。

ピックとネックボタン部分以外は特に触りませんでしたが、順を追って写真を貼っていこうと思います。

 

以下、当然のように画像多めです。

 

ボディを開ける

トルクスネジ16個、六角レンチで開けるネジ2個を全て外す必要があります。

開けるとこんな感じ

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 写真から見切れている裏蓋側には電源とUSBケーブル周りの基板が付いています。

表側下の方でケーブルがまとめられているので開けるときは注意して下さい。

この段階でボディからネック部分を取り外せますが、ネックボタンまで伸びているケーブルがかなり短いので要注意です。自分は基本ボディとネックは分離せずに作業していました。(ひっくり返すときは抑える必要あり)

 

ピックの取り外しと分解

表面のピック周りにあるネジを4つ取ります。

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すると本体から外れます。次に基板からケーブルを抜きます。

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この状態でも一応作業可能ですが、アース用?のケーブルが邪魔なのでピック側のネジを外してしまいましょう。

 

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どうやらピックに付いている棒(板?)がセンサーの間を通過すると反応する様子。

この辺ゲーセンと同じなのか気になるところです。

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横から見るとこんな感じ。写真はピックを倒した状態で、ピックと白い土台が当たる音がうるさい原因の様子。ちなみに逆サイドは塞がっていました。

 

ここから更に分解します。

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この棒を引き抜きます。そのためには棒の外側にあるリング(Eリングと呼ぶらしい)を外す必要があり、専用の工具を使う、もしくはマイナスドライバーをEリングと棒の間の隙間に入れてうまいこと回すと取れます。

取ったときに高確率でEリングがどっか飛んでいくのでなくさないように注意しましょう。

片方のEリングを外して、逆側から棒を引っ張ることで取り外せます。

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外れると同時にグリスか何かが大量に付けられたバネ4つが登場します。手や作業場所が汚れるので注意。

我が家のコントローラーは写真にある通りベタベタすぎてピック側にくっついて出てきました。

 

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ピック側。この板が上下してアップ・ダウンそれぞれのセンサーの間を通過する仕組み。

ネジを緩めると板の角度を若干変更できます。最初から少し斜めになっていますが、センサー(次で写真載せます)が斜めになっているので多分これがちょうど中央になる位置です。

 

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土台側。バネは乗っているだけという感じ。

センサー部分は1枚の板で2つ固定されているので、この部分をいじってアップ・ダウンの間隔を調整するのは難しそう。そもそもセンサー位置を移動させること自体が厳しい。

 

ネック部分を開ける

ネック側はボディを開けた後、さらにネジを8個外すことで開けられます。

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先端に付いてるのはワイリング用のセンサーでしょうか?今回は触りません。

 

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ネックボタンは一つずつ独立しています。ケーブルが短いので外すときは注意。

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中身はこんな感じ。ボタンの凹部分にスイッチの凸部分がハマるようになっています。

 

内部の紹介はここまで。

一応作業は全て動画で撮ったので、他に気になる部分があればTwitter(@Yuk1_1206S)にリプ下さい。

この先は静音化やら反応改善のために試したことを書いておきます。

 

試したこと1・ピックバネ抜き

ピック土台部分の4つあるバネのうち2つを抜くというもの。

バネ2つでもピック自体は安定していて軽いピックが好みであれば良いと思いますが、個人的にはデフォルトで文句なしなのでバネは4つのままにしてあります。

調べると軽いバネに置き換えている人もいるらしい。

 

試したこと2・ピックの土台にクッション

ピックが当たる土台部分にゴム板などを貼るというもの。

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ゴム板だとだいぶ静かになりますが、厚みがあるとピックが下がりきらなくて反応しなくなります。

写真では1mmのゴム板を貼っていますが1mmでは厚すぎたので、現在はマスキングテープを3枚程度重ねて貼っています。

ゴム板ほど静音効果はありませんが、無いのと比べるとだいぶマシなのと厚さの調整が容易なので個人的にはマスキングテープをおすすめします。

 

試したこと3・ピックのセンサー通過部分を拡張

ピックに付いてる板を大きくすればピックの感度良くなるんじゃね?という安易な考えで試してみました。

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最初は適当にビニールテープを巻きましたが、1枚目は大きすぎて反応しっぱなし、2枚目は小さすぎて無改造と変わらず。

3枚目はおおよその長さを測って上下1mmずつ大きくした厚紙を貼り付け。銀ネーム程度の腕前では、今の所変な抜け方はしなくなった気がしています。

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ノギスとか無いので参考までに。

試したこと4・ネックボタンに厚紙

分解前はネックボタン全体に厚紙1枚入れてやればいいだろうと思っていたのですが、中央に凸部分がある関係でそれはできませんでした。

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どうしようか考えた結果、中央を避けて厚紙を入れる形に。

一応スイッチの円形部分も押すことができるようになっているので、この厚紙を入れることでボタンの端を押してしまったときの反応が少し良くなる…?

 

試したこと5・ネックボタンバネ抜き

バネ抜きでも普通に押せましたが、これもピック同様個人の好みになると思うので私はバネありのままにしています。

 

試したこと6・本体内部にオトナシートを貼る

ピック音の抑止と重量追加に役立つかなぁと思い切り貼り。

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体感ではそこまで変わらないのですが、一応200g程度は増量した感じになりました。

オルタが安定するようになった…気がします。

 

まとめ

他のコントローラーと比べても本体のネジが多いので開けるだけで一苦労でした。

何回か開けたり閉めたりを繰り返しているとネジにボディの削れたカスが付いてきたりしたので、あんまり頻繁にやるとネジ止まらなくなりそうな予感。

今の所満足できるコントローラーになったので一応成功なのかなーと思っています。

 

おまけ

これはコントローラー表面の話なんですが、ピックの周りの黒枠に爪が引っかかって思ったようにオルタできないんですけど私だけでしょうか…

指をコントローラーに付けすぎってのはあるんでしょうけど、AC版には無い部分なのでコントローラー側に対策をすることに。

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マスキングテープを複数枚重ねて黒枠と同じ高さにし、更にその上から黒枠に重なるようにマスキングテープを貼っています。

これでピックまでフラットになったので引っかからずにプレーできるようになりました。

見た目的にどうなの?と思われるかもしれませんが、このために幅3cmの白い塗装用マスキングテープをモノタロウで買う努力はしたので大目に見て欲しいところです。